EIZOの8メガピクセル医用カラーモニターが、ブレストトモシンセシス表示用として米国内販売許可を取得

2015.12.03
 EIZO株式会社(本社:石川県白山市、代表取締役社長:実盛祥隆)は、米国食品医薬品局(FDA)より、8メガピクセル医用カラーモニターRadiForce RX850を米国内でデジタルブレストトモシンセシス(乳房トモシンセシス)用途として販売する許可を取得した。

 デジタルブレストトモシンセシスは、乳がんの早期検出のために乳房を撮影する方法の1つである。従来からのデジタルマンモグラフィ(乳房X線)が二次元(2D)撮影方法であるのに対して、乳房を多方向からの断層画像で捉える三次元(3D)撮影方法だ。デジタルマンモグラフィと組み合わせて診断することで、乳がんの初期症状である微細な石灰化の有無や位置が把握しやすくなると期待されている。

 当社のRadiForce RX850は、超高解像度8メガピクセル(4096×2160ピクセル)、高密度0.1704×0.1704mm画素ピッチ、高コントラスト比1450:1により、デジタルブレストトモシンセシスやデジタルマンモグラフィで撮影された画像を細部まで鮮明に表示する。また、RadiForce RX850はカラーモニターなので、MRI(磁気共鳴映像)や超音波画像など、モノクロだけではなくカラー表記を含む検査画像も同時に表示できる。