東芝メディカルシステムズ、英国オプティジーン社とOEM契約締結

2015.11.16

 東芝メディカルシステムズ(株)は、英国オプティジーン社(OptiGene Limited、以下「オプティジーン社)との間で、等温増幅による遺伝子蛍光検出装置「Genie®(ジニー)」のOEM契約を締結した。本契約により、同社は、日本国内及び全世界において、Genie®を同社ブランドで販売する。
 Genie®は等温増幅によるスピーディな遺伝子増幅と、蛍光検出が可能な小型・軽量な装置。本年4月と7月には西アフリカ ギニア共和国の要請に応じて、日本国政府のエボラ出血熱の緊急支援として、国立大学法人長崎大学(以下、「長崎大学」)と株式会社東芝(以下、「東芝」)が共同開発した試薬と共に、エボラ出血熱迅速検査キットとして供与された。
 同社は、独自の電流検出型DNAチップにより遺伝子の多項目一括検査が可能なDNA検査装置「GenelyzerTMⅡ」を実用化している、東芝のDNA検査システム事業を2015年12月に吸収分割(注1)により取得する予定。この事業取得と、今後、迅速な分子検査に強みを持つGenie®及びオプティジーン社から提供を受ける試薬・酵素により、当社分子検査ソリューション事業のラインナップを強化し、体外診断(IVD)事業を拡大・加速する。
 
■OptiGene社について
オプティジーン社は、分子検査ソリューションを提供する企業として2008年に設立。優れた製品開発力と酵素製造技術を有し、小型で迅速な等温増幅による遺伝子の蛍光検出装置の開発と、試薬・酵素類の研究開発を行っている。本社はイギリスのホーシャム。
※オプティジーン社のウェブサイト
http://www.optigene.co.uk/
 
注1 DNA検査システム事業に係る吸収分割契約の締結について
http://www.toshiba.co.jp/about/ir/jp/news/index_j.htm
※非薬事品の為、診断、治療を目的とした販売、授与はできない。研究・実証実験・評価用としての使用を想定。
 
■お問い合わせ先
東芝メディカルシステムズ株式会社
広報室 江野
TEL:0287-26-5100
http://www.toshiba-medical.co.jp/tmd/