ギブン・イメージング社、クローン病患者の大半が、鎮静剤や放射線を必要とするモニタリング検査を好まないという、最新の調査結果を発表

2012.12.10

~調査したクローン病患者の72%が、モニタリングにおける放射線の長期的影響を懸念~~症状の有無に関わらず、病態のモニタリングを受けているクローン病患者はたったの19%~

PillCam SB 2 plus カプセル
11×26mm と大きめのビタミン剤程度。
これまで 80 か国以上で 170 万人以上
の使用実績がある。
 ギブン・イメージング社(NASDAQ: GIVN、イスラエル・ヨクネアム)は、2012年12月4日、クローン病患者を対象に、患者の病態理解度、医師による病態管理方法、ならびに疾患活動性の臨床検査における最懸念事項をオンライン調査した『Crohn’s Voices』の結果を発表した。『Crohn’s Voices』調査で明らかになった主な知見は、75%もの患者が、繰り返し行われるクローン病の評価方法において最も重要なことは、医師が患者の消化管をより詳細に観察できるかどうかであると考えていることや、鎮静剤や放射線を必要とするモニタリング方法には懸念を抱いていることだった。さらにこの調査では、クローン病の症状の有無に関わらず臨床状態の検査を定期的に受けている患者は、19%であったことも示された。
 ニュージャージ州モリスタウンのGoryeb 小児病院のJoel Rosh, MD は次のように述べている。
 「『Crohn’s Voices』調査はクローン病患者の病態理解度について、そして疾患活動性を定期的にモニタリングすることの価値を、患者と医師がじっくり話し合う必要性について有益な見識を与えてくれています。また、調査した患者が鎮静剤や放射線のリスクを懸念していることから、消化管を直接観察できる検査方法の選択肢についても、医師と患者が話し合う必要があります。」
 クローン病は消化管の至るところに発生する慢性かつ進行性の炎症性腸疾患で、生涯にわたって続く疾患のひとつです。クローン病症例の75%は小腸に病変を認める。しかし、小腸は従来、消化管の中でも可視化が難しいにも関わらず、クローン病の進行をモニタリングして正しく評価する上で避けて通れない部位でもある。たとえ症状が現れていなくとも、クローン病患者の疾患進行を継続的にモニタリングして評価することが、この生涯にわたって続く疾患管理の重要ポイントとなる。クローン病は症状に変化が見られなくとも進行する疾患であり、症状が長期間顕在化していなくとも活動性であり続け得る疾患である。

Crohn’s Voices:モニタリングの価値に関する患者意識
 症状がない場合でも病態をモニタリングすることが非常に重要となりますが、『Crohn’s Voices』調査では、症状に変化が見られたときにのみ、経過観察時や検査時に病態の評価またはモニタリングを受けているという患者は45%だった。
 事実、症状の有無に関わらずモニタリング検査を定期的に受けているクローン病患者はほんの19%だった。しかし、症状に変化が見られなくとも病態が悪化することもあることを知らせると、モニタリングを定期的に受けたいとする患者はその3倍の64%に上った。

クローン病のモニタリングにおける放射線などに対する懸念
 放射線を使った画像診断法はクローン病の疾患活動性の評価に一般的に使用されているが、患者の健康に害を及ぼす可能性があり、CT スキャンに伴う放射線曝露によりがんを発症するリスクは1,000人に1 人というデータも発表されている。
 『Crohn’s Voices』調査では、病態を評価するさまざまな検査手技についての考えをクローン病患者に尋ねている。
その結果、一部のモニタリングで行われる放射線曝露に対する懸念を「中~高」と答えた患者が62%、モニタリングにおける放射線の長期的な影響を懸念すると答えた患者が72%、モニタリングをこれからもずっと行っていかなくてはならないことに対する懸念を「中~高」と答えた患者が50%、一部のモニタリングで必要となる鎮静剤の使用に対する懸念を「中~高」と答えた患者が50%だった。

患者が求めるモニタリング法
 『Crohn’s Voices』調査ではまた、患者の臨床状態の評価方法として望まれるものは何かについても尋ねている。
 その結果、消化管をより鮮明に観察できるツールを医師に使用してもらいたいと強く考えている患者が75%でした。
 さらに、鎮静剤の使用や放射線の曝露を必要とせず、モニタリング時拘束されることなく診療室を離れて自由に過ごすことができるモニタリング法を強く望む患者は大半の75%に上った。
 Joel Rosh, MD は次のように述べている。
 「これまで小腸の大部分はX 線でしか可視化できず、それでいて診断上重要な細部まで観察できないどころか、患者に害を及ぼす可能性のある放射線を曝露せざるを得ませんでした。しかし、PillCamR SB のようなカプセル内視鏡技術は消化管の内壁を鮮明に観察できる非侵襲性の検査手技を可能にします。放射線を照射することなく、疾患活動性や治療効果を簡単かつ正確にモニタリングできるツールです。患者と医師は定期的なモニタリングの重要性や利用できるすべてのモニタリング法について率直に話し合うべきです。」

『Crohn’s Voices』調査について
 『Crohn’s Voices』は、クローン病患者を対象にした非盲検調査で、ギブン・イメージング社が支援し、独立系調査会社のResearch Now が実施した。2012年11月、米国に在住する102 人のクローン病患者を対象に、患者の疾患理解度、モニタリング法、モニタリングで一番懸念されることをオンライン調査した。調査に参加した患者は、参加に当たって購入ポイントという形で僅かな報酬を得ている。

PillCam SB について
 PillCam SB カプセル内視鏡は、炎症性腸疾患(IBD)、クローン病、原因不明の消化管出血(OGIB)に関連する病変の可視化とモニタリングを可能にする侵襲性の最も低い診断手技を提供する。
 PillCam SB カプセル内視鏡のサイズは11mm x 26mm で、重量は4グラム未満である。現在の第二世代PillCamR SB 2 は撮像カメラと光源を内蔵し、毎秒2枚の速度で画像を転送し、1 回の検査で50,000 枚以上の画像を撮影する。
 PillCam SB カプセル内視鏡は、2001年に米国食品医薬品局(FDA)より認可を得て、その臨床適応は、1,800 件以上の権威ある医学専門誌での論文によって臨床的に実証されている。2歳以上の患者の小腸を可視化する非常に精度が高く、患者にやさしいツールである。PillCam SB は、小腸診断のゴールドスタンダードである。
 PillCamカプセル内視鏡には、カプセルの滞留と誤嚥のリスクがある。
 PillCam パテンシーカプセルには、カプセルの滞留と誤嚥のリスクがある。
 合併症が発生した場合は、内科的、内視鏡的、外科的介入が必要になることがある。

●お問い合わせ
ギブン・イメージング㈱ 広報代理
㈱ブレインズ・カンパニー
TEL:03-3496-1091
URL:http://www.givenimaging.com/jp/

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