第一三共、超音波診断用造影剤ソナゾイド(R)注射用16μLの効能追加に係る承認を取得

2012.08.10

 第一三共(株)(本社:東京都中央区、代表取締役社長兼CEO:中山讓治)は、ソナゾイド(R)注射用16μL(一般名:ペルフルブタン)の乳房腫瘤性病変の効能追加に係る、医薬品製造販売承認事項一部変更承認を8月10日に取得したと発表した。
 ソナゾイドは超音波に対して安定なマイクロバブルを成分とし、持続的な造影効果を持つ超音波診断用造影剤であり、世界に先駆け、国内で2007年1月に発売された。
 乳房腫瘤性病変を有する患者を対象に行った検証試験では、正診率を指標として単純超音波検査に対する造影超音波検査の優越性が確認され、また忍容性も良好。優れた鑑別診断能により、精密検査における良悪性の鑑別など、乳腺腫瘍の診断法の新たな選択肢となること、ならびに治療評価への応用が期待されている。

●製品概要
・販売名
ソナゾイド(R)注射用16μL
・一般名
ペルフルブタン
・効能・効果
超音波検査における肝腫瘤性病変、乳房腫瘤性病変造影
・用法・用量
ペルフルブタンマイクロバブルとして16μL(1バイアル)を添付の注射用水2mLで懸濁し、通常、成人1回、懸濁液として0.015mL/kgを静脈内投与する。
・提携先
GE Healthcare(本社:英国)

●お問い合わせ
第一三共(株)
TEL:03-6225-1111
URL:http://www.daiichisankyo.co.jp