富士フイルム、液体ヘリウムを全く使用しない1.5テスラ超電導MRI「ECHELON Smart ZeroHelium」が第7回日本医療研究開発大賞にて「経済産業大臣賞」を受賞
2025.01.17
富士フイルム株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長・CEO:後藤禎一氏)は、内閣府 健康・医療戦略推進事務局が主催する第7回日本医療研究開発大賞において、「液体ヘリウムを全く使用しないMRI装置開発」に関して「経済産業大臣賞」を受賞した。
日本医療研究開発大賞は、大学、公的研究機関、企業などにおける医療分野の研究開発やその成果の実用化において、画期的・重要な成果を収める、先導的な取組を行うなど、研究開発の推進に多大なる貢献をした事例に関し、その功績をたたえることにより、日本の医療分野の研究開発のさらなる進展に寄与することを目的とした表彰制度である。
今回の受賞は、希少な資源である液体ヘリウムを全く使用しない1.5テスラ超電導MRI「ECHELON Smart ZeroHelium」の製品化による我が国の経済および産業の発展への功績が認められたものである。従来の超電導式MRIの稼働には液体ヘリウムが必要ですが、ヘリウムは安定確保が難しい資源であり、近年その価格が高騰している。「ECHELON Smart ZeroHelium」はヘリウムを入手しにくい地域や、ヘリウム排気管を導入しにくいビル内クリニックでも、超電導MRI装置の導入が容易になる。

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