アキュレイ、代表取締役社長交代のお知らせ

 アキュレイ株式会社(本社:東京都千代田区)は、2024年7月1日付で泊 千晴氏が代表取締役社長に就任したことを発表した。なお、これまで同職を務めていた穂積重紀氏は、エグゼクティヴ・アドバイザーとして引き続き新体制のサポートしていく。

穂積重紀氏、ご挨拶

  平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。この度、アキュレイ株式会社代表取締役社長を退任し後任には永らく 営業統括を務めて参りました泊 千晴氏が就任することとなりました。在任中は公私にわたり格別のご厚情を賜りここに謹んで厚く御礼申し上げます。今後とも新たなリーダーシップチームが率いるアキュレイに倍旧のご指導ご支援を賜りますようお願い申し上げます。なお私もエグゼクティヴ・アドバイザーとして新経営陣のサポートに 回ります。

泊 千晴氏、ご挨拶

 新体制となっても、これまで以上に医療従事者の皆様のお役に立てるよう、営業、サービス、アプリケーション部門が三位一体となって真摯にご要望に対応いたします。お客様の満足度と品質の更なる向上を図り、高精度で安全な放射線治療の提供を通じて、がんとたたかう多くの患者さんを支援してまいります。

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    GE ヘルスケア、日本の放射性医薬品のリーディングカンパニーである日本メジフィジックスの株式 50%を住友化学から取得し完全子会社化


     GE HealthCare(本社:米国イリノイ州シカゴ: Nasdaq (GEHC)。以下、GE ヘルスケア)は、日本の放射性医薬品のリーディングカンパニーである日本メジフィジックス株式会社(本社:東京都江東区。以下、日本メジフィジックス)を完全子会社化するために、住友化学株式会社(本社:東京都中央区。以下、住友化学)が保有する 50%の株式を取得することに合意致した。日本メジフィジックスは、今後、GE ヘルスケアグループとして、SPECT(単一光子放射断層撮影)製剤 、および、PET(陽電子放出断層撮影)製剤など、放射性医薬品の製造・研究開発を強化していく。

     この再編は、2025 年初頭に完了する見込みであり、規制当局の承認が条件となる。


     日本メジフィジックスの製品ポートフォリオには、GE ヘルスケアが開発した放射性医薬品である、アルツハイマー病関連での脳内アミロイド PET 検査に使用される「ビザミル🄬🄬静注(一般名:フルテメタモル(18 F)注射液)」、パーキンソン症候群やレビー小体型認知症の診断に使用される「ダットスキャン🄬🄬静注 (一般名:イオフルパン(123 I)注射液)」、および心臓疾患の診断用 SPECT 製剤「マイオビュー🄬🄬(一般名:テトロホスミンテクネチウム ( 99m Tc)」など、中枢神経、循環器、腫瘍の各分野で臨床画像を提供するための製品が含まれる。日本メジフィジックスは、1973 年に設立され、2023 年の売上収益は 282 億円(~$183M)である。日本国内に 13 の製造施設を持ち、診断と治療を一体化した「セラノスティクス」を含む研究開発にも注力している。GE ヘルスケアは 2004 年に英国アマシャム社を買収して以来、50%の株式を保有し、住友化学と共に経営に参画していた。


     住友化学は、半世紀以上にわたり、我が国の放射性医薬品のリーディングカンパニーである日本メジフィジックスの事業を支援してきた。日本メジフィジックスの将来の成長について、GE ヘルスケアと共に真摯に議論を重ねた結果、ベストオーナーの視点から、さらなる成長を GE ヘルスケアに託すことが最良と判断した。


     GE ヘルスケアの診断用医薬品(Pharmaceutical Diagnostics、PDx)部門の社長兼 CEO であるケビン・オニール(Kevin O’Neill)は次のように述べている。「日本は世界第 3 位の医薬品市場であり (放射性医薬品の製造に利用される)サイクロトロンの保有数でも主要国の一つです 。世界の分子イメージング市場が 70 億米ドルを超えるなか、日本はその成長をけん引する重要な役割を果たし、アジアにおける技術拠点としての地位の確立が期待されています。 日本メジフィジックスは、この過程において重要な役割を担い、日本をはじめとするアジア市場への新製品お
    よび新技術の導入に際して、その深い専門知識と事業規模を活かし、支援を提供してまいります。GE ヘルスケアは日本国内において、造影剤や PET、SPECT をはじめとする診断用医療機器を中心に事業を展開しています。この度の買収により、既存の事業基盤を一層強化し、日本およびアジアにおける個別化医療の進展にさらに貢献できると確信しています。」


     住友化学の代表取締役副社長執行役員である上田博は次のように述べている。「私たち住友化学は、日本メジフィジックス、ならびに、パートナーの GE ヘルスケアと共に、日本の患者さんに分子イメージングを提供してきたことを誇りに思います。日本メジフィジックスのリーダーシップと優秀なチームによるこれまでの大きな成果、そして、患者さんへの献身に心から感謝します。日本メジフィジックスは、ベストオーナーである GE ヘルスケアのもとで、引き続き成功を収め、さらなる成長を遂げることができると確信しています。」


     GE ヘルスケアは、医療技術および診断用医薬品の分野におけるリーディングカンパニーであり、分子イメージング装置やその専用の放射性医薬品の提供においても世界をリードしている。近年、米国 FDA の承認を得た GE ヘルスケア初の PET 放射性医薬品「フルルピリダズ 18 F 静注」(Flyrcado)、ライセンス取得を通じてフェーズ II に進んでいる FAPI 関連製品、および、セラノスティクスの提供拡大は、分子イメージングの未来を切り拓き、患者さんの予後向上を目指すとした、新たな診断ソリューションへのコミットメントを示している。さらに、GE ヘルスケアの診断用医薬品部門は、世界中で年間 1 億 2000 万件以上(毎秒 4 件相当)の検査を支える造影剤のグローバルリーダーである。


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