フリースケール、テレヘルス・アプリケーション向け 「ホーム・ヘルス・ハブ」ソリューションを発表

2011.11.18
フリースケール・セミコンダクタ・ジャパン(株)(本社:東京都目黒区下目黒1-8-1、代表取締役社長:ディビッド M. ユーゼ)は、リモート・アクセス医療機器の開発を迅速かつ容易にするホーム・ヘルス・ハブ(HHH)リファレンス・プラットフォームを発表した。ヘルス・データを収集し、ネットワークに接続し、安全に共有することで、優れた健康管理機能が実現する。 

HHHリファレンス・プラットフォームは、フリースケールのi.MX 28(アイドット・エムエックス28)アプリケーション・プロセッサとZigBeeR/サブギガヘルツRF(1GHz以下)トランシーバをベースとしている。セキュアなWi-Fi/Ethernet接続を通じて、タブレット、スマートフォン、およびパソコンなどディスプレイを備えたリモート・デバイスで医療用リモート・ユーザ・インタフェース(UI)オプションが利用可能になる。このプラットフォームは、ZigBeeやサブギガヘルツRF、USB、Bluetooth、Bluetooth Low Energyを備え、医療用デバイス・プロファイルによって、血圧計や血糖値計、体重計、血中酸素濃度計などのヘルスケア機器との接続を行う。

フリースケールのHHHリファレンス・プラットフォームは、各種機能を包括的に実現しているため、ネットワーク対応医療製品設計に活用することで、迅速な開発と市場投入が可能となる。また、ヘルスケア機器やユーザ・インタフェース機器向けに、事前に検証済みの安全なコネクティビティを実現するハードウェアやソフトウェア・コンポーネンツを提供する。

HHHリファレンス・プラットフォーム・ソフトウェアは、コンティニュア規格に準拠しており、血圧計、血中酸素濃度計、体重計といったコンティニュア認証医療機器との統一性・互換性を実現する。また、このプラットフォームは、Microsoft HealthVaultと接続することも可能であるMicrosoft HealthVaultは、プライバシーとセキュリティが強化されたオンライン・データ・リポジトリで、ユーザは健康情報の整理・保存・共有を行うことができる。

HHHリファレンス・プラットフォームは、低消費電力i.MX28アプリケーション・プロセッサ(ARM9コア・ベース)を用いたアグリゲータ/ゲートウェイ・ボードで構成される。ヘルスケア機器との様々な接続インタフェースや、リモート・ユーザ・インタフェース機器向けの有線/無線接続に対応している。また、フリースケールのMC12311サブギガヘルツ・ワイヤレス・プラットフォームをベースとする緊急アラーム・センサも含まれており、個人緊急通報システム(PERS)機能を実現する。さらに、リファレンス・プラットフォームを補完するべく、ボード・サポート・パッケージ(LinuxRおよびWindowsR Embedded Compact 7)などのソフトウェアやサンプル・コードも付属している。

価格と供給
HHHリファレンス・プラットフォームには、アグリゲータ/ゲートウェイ・ボード、緊急アラーム・センサ、クイック・スタート・ガイド、ケーブル類、ソフトウェアが含まれる。HHHリファレンス・プラットフォームの市場投入に関して、フリースケールは、Digi Internationalとパートナー関係を締結している。Digi Internationalより提供されるiDigiテレヘルス・アプリケーション・キットは、65,800円(税別)で販売予定。

お問い合わせ
フリースケール・セミコンダクタ・ジャパン(株)
〒153-0064 東京都目黒区下目黒1-8-1
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