富士フイルムメディカル、診療文書管理・診療業務支援ソリューション「Yahgee」向けアプリケーション「診療録要約支援機能」(オプション)を新発売
~AI技術を活用して医師の書類作成負荷を軽減~

2023.10.11

 富士フイルムメディカル株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:川原芳博)は、診療文書管理・診療業務支援ソリューション「Yahgee」のアプリケーションとして、「Yahgee」に搭載される製品としては初のAI技術を活用して開発した機能で、医師が「Yahgee」で退院サマリなどの書類を作成する際、記載する必要性が高い文章を診療録から抽出し、医師をサポートする「診療録要約支援機能」を10月10日より発売開始した。
 富士フイルムメディカルITソリューションズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:石川貴洋)は、富士フイルム株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長・CEO:後藤禎一)と名古屋大学医学部附属病院(所在地:愛知県名古屋市、メディカルITセンター長:白鳥義宗)の共同研究により開発された要素技術をもとに、本機能を開発した。

 長時間労働の是正や生産性の向上などに向けて、政府の「働き方改革実現会議」が2017年3月に「働き方改革実行計画」を決定したことを契機に、全国の病院でタスクシフト・タスクシェアなど医師の労働時間を短縮するための各種施策の検討が進んでいる。
 厚生労働省のデータ(*1)によると、医師へのアンケート調査の結果、所定外労働が発生する理由のトップは書類作成であり、直接的な診療以外の業務負荷が高いことが報告されている。その中でも、入院患者全員に対して退院後2週間以内の作成が推奨されている退院サマリは、記載すべき情報の収集・選択の煩雑さや文章への要約の難しさにより、医師が作成する書類の中でも作成の負担が大きい書類の1つだ。

 今回発売する「診療録要約支援機能」は、医師が「Yahgee」で退院サマリなどの書類を作成する際、記載する必要性が高いと思われる文章を診療録から抽出し、医師の文書作成をサポートするアプリケーションだ。「Yahgee」や統合診療支援プラットフォーム「CITA Clinical Finder」に蓄積された検査所見や経過記録などの診療録データから、重要と思われる単語をハイライト表示する機能や、サマリ調で記載されていた文章を抽出する機能により、退院サマリなどの書類に記載すべき情報の収集・選択や要約にかかる時間を短縮し、書類作成にかかる医師の負荷を軽減する。

 富士フイルムグループは、今後もさらなる業務効率化支援を目指し、医療データとAI技術を組み合わせた製品開発に取り組んでいく。

*1 厚生労働省「平成30年版過労死等防止対策白書」より

「診療録要約支援機能」の書類作成支援(イメージ)

*2 ハイライト表示される単語および文章は、サマリの候補です。本機能は自動的にサマリを確定するものではありません。

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