神戸大学、GEヘルスケア・ジャパン、共同研究講座に関する記者発表会を開催 ―循環器と腫瘍の画像診断をけん引する医師、技術職の育成を目指す―

category:取材速報
2019.08.23
多田荘一郎氏
村上卓道氏
河野 淳氏

 神戸大学大学院医学研究科・医学部(以下、神戸大学)とGEヘルスケア・ジャパン(株)(以下、GEヘルスケア)は2019年8月5日、日本GE赤坂パークビル(東京都港区)にて共同研究講座に関する記者発表会を行った。

 本年4月1日に神戸大学とGEヘルスケアは共同研究講座「先進医用画像診断部門」を設置した。本講座は循環器・腫瘍学における画像診断撮影技術や診断法の開発、およびそれらを担う医師、技術者の育成を主たる目的としている。

 まず多田荘一郎氏(GEヘルスケア代表取締役兼CEO)が「神戸大学×GEヘルスケア・ジャパン 産学連携によるプレシジョン・ヘルスの社会実装」と題して、本講座を設置した背景と目的、目標について説明した。「複雑化する日本の医療の課題解決のためにプラットフォームの共有とパートナーシップの構築、アカデミアとの共創を推進すること」、「循環器・腫瘍学における新たな画像撮影技術や診断法の開発、およびそれらを担う医師・技術者を育成すること」、「本講座において新しい技術やサービスの社会実装を通じて一人ひとりに合った質の高い医療の効率化を目指すこと」、「少子高齢化といった日本が先行する課題に対応した技術や診断法を確立して世界に発信すること」と総括した。

 次に、村上卓道氏(神戸大学大学院医学研究科内科系講座放射線診断学分野教授)は「まず画像診断技術の進歩により精度の高い画像が速く多く得られることを評価している。その結果として画像読影業務が増えているが、これを担う放射線科医の人数が十分でないこと、これを解決するためにAIが必要であり、AIとの共存で、より質の高い医療と働き方改革の実現が可能になる」と述べた。

 最後に河野 淳氏(神戸大学大学院医学研究科放射線診断学分野先進医用画像診断学部門特命准教授)が本講座の現在と今後について語った。本講座のビジョンを「今後の人口構造が変化していく中で、引き続き罹患数の多い循環器・腫瘍学における新たな画像撮影技術や診断法を開発することで、患者に低侵襲かつ精度の高い医療を提供すること」と「それらを担う医師・技術者を育成し、新規技術を臨床現場に実装することで労働効率を高め、医療従事者の少ない地域も含めて、専門性の高い医療を提供すること」とし、神戸大学、他の医療施設、企業が共同で行う具体的な取り組みを述べた。

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