医機連、第3回医機連メディアセミナー 「数字から読み解く医療機器産業の成長性」を開催

category:取材速報
2016.12.06

 2016年11月24日、(一社)日本医療機器産業連合会(医機連)会議室(新宿区)において、第3回医機連メディアセミナー「数字から読み解く医療機器産業の成長性」が開催された。同セミナーでは、発足から2年を迎える「医療機器政策調査研究所(以下MDPRO)」の考察が発表された。

原澤栄志氏
渡辺秀樹氏
小木曽淳一氏
中尾浩治氏
 まず、原澤栄志氏(MDPRO所長/医機連専務理事)からMDPROの紹介があり、「我々は、医療団体を束ねるカウンターパートナーとして、医療機器産業の調査をもとに、政策提言を行っていきたい」と述べた。
 次に、渡辺秀樹氏(MDPRO)から、「医療機器産業に関わる統計とIR等データによる考察」をテーマに発表があった。同氏は「薬事統計に産業実態調査、貿易統計を加え、さらに企業のIR等データを活用して、医療機器産業の成長性について、国内と海外のそれぞれの視点から検討した。2009年から2014年にかけ、特に海外での企業活動が医療機器産業の成長に大きく寄与し、国内でも医療政策の影響により、成長が確認された。持続的な成長のためには、海外勢との競争に打ち勝つ制作支援が一層重要になる」と見解を示した。
 その後に登壇した小木曽淳一氏(MDPRO)からは、「医療機器関連産業意識調査」というタイトルで発表がされた。一般的に将来動向が厳しく見られている中で、大企業は「あまり変わらない」と予想している。大企業は政策に概ね肯定的であり、売上規模の大きい企業ほど政策の実感をしているが、今後の社会保障の維持や為替変動への対応が課題ではないか、と述べた。
 最後に中尾浩治氏(医機連会長)から挨拶と総括があった。中小企業に対してもそれなりの政策は出されているが、今後売り上げが大きく伸びるのは難しい。「ものづくり」から、ベネフィットに価値を置いた「ことづくり」への転換が、中小企業の成長に欠かせない点であることを強調した。医機連としては、「バイオデザインプログラム」に注力して、5年10年後の種を撒き成果を上げていくことと、BME-IDEA(Biomedical Engineering, Innovation, Design and Entrepreneurship Alliance)の活動を通じて、アカデミアのベースを作るという目標が語られた。
 

          講演風景
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