日立メディコグループ、ユーザーズミーティングMEDICONNECTION in 秋葉原を開催~新製品の展示、日立メディカルITセミナーに多くの来場者~

category:取材速報
2011.11.15
会場となったベルサール秋葉原
Radnext PLUS
Sirius Ubiquitas 2
ImageConcier
ECHELON RX
SCENARIA
SELENIA Dimensions
SELENIA Dimensions
SELENIA Dimensions
HI VISION Ascendus
ProSound α7
クリニックのためのITソリューション特設コーナー
Doctor-SEEDi、NV-Light
DCS-600EXV
ProSound α6
HI VISION Avius
高橋邦光氏
川又達朗氏
神津教倫氏
セミナー会場の様子

Hitachi User’s Premiere
MEDICONNECTION in 秋葉原開催

 日立メディコグループは、11月12日ベルサール秋葉原(東京都千代田区)にて、ユーザーズミーティングMEDICONNECTION in 秋葉原を開催した。
 当日は11時の開場前から来場客が詰めかけ、新製品をはじめ展示された実機を見たり操作したりしながら、熱心に製品の説明を受けていた。同時開催した日立メディカルITセミナーにも大勢の聴講者が訪れた。

 

 

 

 

<Digital Radiography System>
Radnext PLUS
 これまでにない軽快な操作性とデザイン性の高さを備えた新しい一般撮影システム。操作性にこだわり、医師や診療放射線技師の協力を仰ぎ開発された。従来の鉄レールをアルミレールにしたことで支柱の旋回能が良く、ブレーキ音も抑えた静音設計。1番の特長はワンハンドグリップ。片手でX線管保持装置を操作することができる。オールインワンコンソールで検査スループットも向上。受付時の患者情報と撮影オーダのリンクにより、撮影条件設定操作なしに、ボタン操作一つで画面表示ができる。撮影後はわずか3秒でプレビューを表示、画像の転送・プリント・記録も確認ボタンを押すだけで実行される。さらにX線システムのFAiCE V技術を一般撮影用に改良したFAiCE αを搭載し、優れた画質を得ることができる。

 

 

<Mobile X-ray System>
Sirius Ubiquitas 2
 好評を博しているFCR読取装置搭載移動型X線装置Sirius Ubiquitasがさらにコンパクトに、そしてパワフルになった新世代機種。X線出力が従来の15kwから32kwと約2倍になり、一般撮影にも引けを取らないほどの画質を実現。従来製品よりもコンパクトに、重さもさらに軽量化。FCR搭載で、安定して高画質の撮影が可能。操作も簡便で診療放射線技師一人での回診撮影も簡便に行うことができる。撮影したその場で画像の確認が可能で、モニタは従来の約1.5倍の大きさとなり、撮影後の画像の確認がより容易となった。デザインもやさしいスマイルイエローに一新。回診撮影のワークフローを向上させ、撮影者にも被検者にもより良い検査を提供する。

 

 

 

<Enterprise PACS>
ImageConcier
 多彩で高品質なサービスを提供する『コンシェルジェ』のような画像システム。
最大の特徴は「診療データコックピット」と呼ばれる機能。従来の画像システムでは過去の検査データが文字の羅列であるのに対し、ImageConcierでは患者の検査画像がカレンダーのように時系列に表示され、画像をクリックすると過去のデータが簡単に閲覧できる。長期的な経過を診る必要のある長期入院患者や透析治療には最適。
 また、サムネイルを読影者が自由に変えられるため、カスタマイズすることでより有効に利用できる。
 さらに、(株)ドクターネットとの提携により、レポート画面上からシームレスに遠隔画像診断の依頼が可能。専門医の意見を容易に聞けるのも大きなポイントだ。

<Solid Workflow MRI>
ECHELON RX
 ワークフローを向上させながら高感度受信で高画質を実現する1.5T MRI装置。脊椎コイルを組み込んだテーブルを採用し、頭部用コイルをスライドさせてセッティングすれば、頭部・全脊椎を撮像することができる。また頭部用コイルをテーブルに置いたままで、腹部撮像が可能となる。さらに脊椎コイルをスライドさせることで、マンモコイルをセッティングすることもでき、自由度の高い便利なコイルシステムとなっている。
 ラジアルスキャンのRADARにより、動きのアーチファクトも抑制。このRADARにより、頸動脈プラークも心電同期なしに撮像することが可能であり、今後性状診断への利用が期待されている。
 そして、パラメータ設定を容易にするサジェスチョンUIやフットスイッチなど、使用者にもやさしい設計となっている。

<64ch multislice CT>
SCENARIA
 最大の特長は、高速撮影。2,880view/秒の高速データ収集が可能で、心臓だけでなく胸部や腹部など全身が0.35s/rotで撮影できる。そのため、短かい時間で広範囲の撮影が可能となり、息止め時間も短縮される。3次元画像再構成アルゴリズムのCORE法により、コーンビームアーチファクトを抑え高画質を実現しつつ、ピッチが大きくできることも効いている。低線量によって発生する画像ノイズを低減するIntelli IPと、画像ノイズやコントラストをコントロールするIntelliECにより被ばくを低減。心臓検査や整形の検査などでは、横スライド寝台と被ばく低減用ボウタイフィルターを組合わせたIntelliCenterによって、さらなる被ばく低減が可能である。横スライド寝台は、ベッドに被検者を寝かせたあとに心臓をFOVの中心にセットできるので位置決めが確実で、被検者もベットの中央に寝るので安定して違和感がない。加えて、75cmの広い開口径と奥行き88cmの薄型ガントリで圧迫感を軽減し、ガントリ正面の大型液晶モニタTouch Visionによる検査の注意や息止めガイドの表示など、被検者が安心して検査を受けられる装置だ。

<Digital Tomosynthesis System>
SELENIA Dimensions
 米国Hologic社が開発したフルデジタルトモシンセシス(3D)に対応したマンモグラフィシステム。3D撮影をすることで2D撮影では多くなってしまっていた組織の重なりを排除。断層として検査画像データを読影することが可能になったため、病変が確認しやすくなった。また、MLO、CCの両方向から断層撮影をすることで乳房のどこに腫瘤があるのか特定できる。100~200ミクロンサイズの石灰化した細かいがん細胞が発見でき、ビューアでは乳房の深さが目盛で表記され、読影しやすい環境となっている。
 さらに撮影時間が4秒以下であるため、患者への負担を軽減し、鮮明な画像を撮影できるのも魅力のひとつである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<Ultrasound Systems>
HI VISION Ascendus
 スマイルイエローのやさしい色合いとフレキシブルに可動する液晶モニタとコントロールパネルなど斬新な外観と操作性を考慮した超音波診断装置。
 送受信回路を一新したULTRA BE II(画像処理回路)を搭載し、高度な画像処理と新しいアプリケーション機能を実現したハイエンドモデル。
 硬さを診断するReal-time Tissue ElastographyやCT・MRI装置の画像と超音波診断装置の断層画像をリアルタイムに並列表示するReal-time Virtual Sonographyなど充実した機能を搭載。また、様々な領域で盛んに研究が行われている「エラスト」は、「Ascendus」のULTRA BE Ⅱによりリアルタイムで3D表示する事も実現している。

 

 

ProSound α7
 動脈硬化の進行に合わせた血管アプリケーションとして、血管の器質的変化が現れる前段階での早期診断をサポートするFMDやeTRACKINGを搭載。
 血管内皮機能や動脈の硬さの評価をし、病変の診断のみならず予防的な診断もサポート。
 

 

 

 

 

 

 

<Digital Clinic>
クリニックのためのITソリューション特設コーナー
 本展示会ではクリニックのためのITソリューションコーナーが特設され、クリニックで使用しやすいコンパクトで操作が容易な製品が並んだ。過去のカルテ情報が常に画面上で確認できる電子カルテ「Hi-SEED」「Doctor-SEEDi」や、10,000件のレセプトが約15分でチェックできる「べてらん君コラボ」、カスタマイズ機能を持ち、電子カルテシステムとの連携により該当患者の画像をストレスなく表示できる画像参照ビューア「NV-Light」を提案。また、前腕を15秒でスキャン可能な骨塩量測定装置「DCS-600EXV」や、超音波診断装置ではコンパクト設計のタッチパネル機能が搭載された 「ProSound α6」、高画質化された「HI VISION Avius」も展示された。

電子カルテシステム「Hi-SEED」
マルチスタイル画像システム「NV-Light」
 「Hi-SEED」「Doctor-SEEDi」と「NV-Light」は連動し、電子カルテから指定の検査画像をスムースに呼び出すことができる。「Hi-SEEDi」は「オーダリング感覚の操作感」を、「Doctor-SEEDi」は「紙カルテの使いやすさを生かした手書きタイプ」をコンセプトとして開発された電子カルテシステムであり、いずれも好評を得ていた。また、レセプトチェックシステム「べてらん君コラボ」による、毎月の請求業務負担軽減や、リモートメンテナンスなどによるサポート体制の充実も魅力的だ。

超音波診断装置「ProSound α6」
 コンパクトでクリニックでも設置しやすい超音波診断装置。販売から2年が経過し、すでに2、3割のシェアを持つ。クリニックでも全ての検査に対応でき、10.4インチの大型タッチパネルがついているのも使いやすさのひとつだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■日立メディカルITセミナー
 展示フロアの隣室にて、「日立メディカルITセミナー」が同時開催されクリニック向けに3名の講師による講演が行われた。
 第1部では高橋邦光氏(株式会社リチェルカーレ代表取締役)が「増患につながる空間プロデュースとリフォームの施工事例」と題して講演した。同氏はクリニック設計のポイントとして「効率のよい動線の確保」「プライバシーの確保」「メリハリをつけた設計」「メンテナンス性」を挙げた。また、「最低でもリニューアルの6か月前には詳細を検討し、時間的な余裕をもって計画、実行することが必要」とコメント。「医療施設設計の経験豊富な設計会社を選ぶことがリフォーム成功への道。CTやMRIなど大型で重量のある機材が入り、LAN配線も重要になるため、10件以上医療施設の設計経験がある設計会社を選ぶのが望ましい」と述べた。
 第2部では川又達朗氏(おとわ内科・脳神経外科クリニック院長)が「快適な医療環境を生み出すIT技術の活用」について講演。同氏は「電子化のメリットはペーパーレス、フィルムレスによる省スペース化や、電子カルテとPACSの連携による作業の効率化、時間の節約である」と述べた。電子カルテは受付コメントが診療前に確認・準備できるため、作業の効率化につながり、電子カルテとPACSを連携させることで患者の検査画像データがワンクリックで確認できるのも利点。また、「確実性が増す注射指示箋などは手元に紙を置いて間違いの起きないような工夫をし、電子化と紙を上手に運用することも必要」と語った。
 第3部では神津教倫氏(こうづ整形外科八千代画像センター理事長)が「遠隔読影クリニックにおける利用価値」について述べた。同氏は遠隔画像診断のメリットとして「読影結果の返却が早い」「診断の質が高い」などを挙げ、中でも「整形外科領域外の腫瘍等のスクリーニングに有効」であることが大きなポイントであると述べた。疾患の見逃しをなくし、依頼する医師や技師の精神的負担の軽減にもつながるとして専門医によるダブルチェックの必要性を語った。また、「数か月、数週間待ちのある地域基幹病院より、スピーディーな画像診断サービスを提供でき、それにより患者サービスの向上、より良い診療が可能になる」と締めくくった。

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