【ITEM2025取材速報】エアーズメディカル・ジャパン
2025.04.04
SwiftMR
SwiftMRは、既存のMRI装置のソフトウエアやハードウエアのアップグレードなしにMRI画像のノイズ低減および超解像技術を搭載した最新のソリューションである。AIモデルが300万枚の画像データを学習し、ノイズを除去しながら組織信号を高解像化することで、高SNRかつ高解像度の画像を提供し、撮像時間の短縮を実現する。DICOM画像を処理するアルゴリズムを採用し、既存のMRI装置やPACSとDICOM接続することで、クラウドサーバー上でAI画像処理を行う。
すべてのMRIパルスシーケンスに対応し、2D/3D撮像や体動補正を含む多様な撮像シーケンスに適用可能。撮像部位や患者の年齢・体格に制限がなく、幅広い検査ニーズに対応できる。また、あらゆるMRI装置に対応し、型式やソフトウェアバージョンを問わず利用可能であることから、10年以上経過した旧式の装置や1.5T未満の低磁場装置でも、短時間で高画質の画像を取得できる。
導入に際して工事は不要で、クラウドサーバーでAI処理を行うため、施設内には小型PC端末を設置するだけで完了。従来のワークフローを変更することなく運用可能であることも特長の一つと言える。
頭部TOR-MRAの比較(左)従来画像(右)高速撮像の上、SwiftMR処理を行った画像
前年より約2倍の広さになったエアーズメディカル・ジャパンのブース