【ITEM2025取材速報】コニカミノルタジャパン
動態回診車AeroDR TX m01
「AeroDR TX m01」は従来の静止画に加え、パルスX線によりX線動態画像を撮像できる同社の自信作だ。今回バージョンアップされ、管球にはセカンドモニターが19インチタッチモ二ターに大型化され、アライメントサポート機能など撮影支援機能も進化している。
また幅540mmのコンパクトな装置で、操作性も定評がある。さらに撮影されたX線動態画像を「KINOSIS」で解析することで、視認性も向上し、動きも定量化され、肺機能情報の可視化を可能にする。

ヘルスケアAI「FORXAI」
ヘルスケアAIでは、AIブランド「FORXAI」の下で展開する画像診断AIや業務支援AIなどの技術が展示された。「CXR Finding-i」は胸部X線画像診断支援AI。肺がんが疑われる結節影・腫瘤影、肺炎や結核などの所見である浸潤影の見落とし防止をサポート。「Positioning-i」はポジショニング判定支援AI。ポジショニングのポイントとなる部分のずれ量を検出し、再撮影判断を支援する。施設様でずれ量の数値を「A 良好、B 許容、C 再撮影の検討が必要」と予め設定することができる。「C 再撮影の検討が必要」と判定された場合は医師の診断に適さない可能性があるので、再撮影のアラートが表示される。

ポジショニング判定支援AI「Positioning-i」。ポジショニングのポイントとなる部分のずれ量や左右間違いを検知する。
医用画像管理システム「FINO.VITA.GX」
医用画像管理システム『FINO.VITA.GX』は胸部/腹部CT同期位置アシスト機能や、解析精度を高めた胸部AI機能が搭載、読影におけるさらなる操作性向上を実現した。放射線、マンモグラフィ、内視鏡、超音波と幅広い対応が可能なレポートシステム『FINO.REPORTは、過去レポートとの比較・引用や定型文等の記入支援、各種検査に応じた多彩なテンプレートを実装。さらにAI判定と読影結果を突き合わせる機能を搭載し、精度の高い読影をサポートする。

FINO.VITA.GXは胸部X画像診断支援AI「CXR Finding-i」と連携が可能。正常例に対して新バージョンで特異度が向上した症例。