uCT 960+

ITEM2023 Report:
2023.04.24

中国上海にグローバル本社を置く医用画像機器メーカーの日本法人United Imaging Healthcare Japanは昨年に続く2回目のITEM出展となった。主力機器としては、320列640スライスのCT『uCT 960+』と、3テスラMRIの『uMR Omega』などを出展した。

『uCT 960+』は16cm幅を1スキャンでカバーする320列640スライスのエリアディテクターCT。0.25秒/回転と高速で、1心拍以内、呼吸停止なしでで心臓を撮影できる。

ボアサイズは82cmと大口径で、ガントリーのチルトは最大30°を実現している。X線管球には30MHU(ヒートユニット)と熱容量の大きなタイプを採用した。また、検査室天井にはシーリングタイプの3Dカメラを搭載、ポジショニングの自動化を実現した。

同社はモダリティのAI化を積極的に進めており、『uCT960+』にも心臓撮影を支援する機能として、ディープラーニングにより冠動脈を自動抽出し、モーションアーチファクトを低減するuAI CardioCaptureを搭載している。

uCT 960+