KINOSIS

ITEM2023 Report:
2023.04.18

 X線動画解析ワークステーション『KINOSIS』は、『AeroDR TXm01』等のX線撮影装置で撮影された動画像を、コニカミノルタが長年培った独自の画像処理技術によって動きの可視化・定量化、動きに伴う信号値変化の抽出等を行う事で、動画像の診断価値を向上させる。

 呼吸による肺の膨張・収縮によるX線の透過濃度を計測し定量化することで、肺の換気能や肺組織の癒着の有無を可視化すること、心臓の拍動による肺野内の血管の動きを定量化し、その血流を可視化する事などが可能となる。上記の機能などから、アレルギーや放射線被ばくの問題があるシンチグラフィーに代わる、手軽で低侵襲な血流診断ツールとなることが期待されている。

肺の換気能や肺組織の癒着の有無を可視化