Canon

取材製品情報

X線

CXDI-720C/Mobirex i9

1998年に販売開始して25周年となる今年、FPDの新ラインナップ「CXDI-Elite」シリーズでは、半切サイズ、ワイヤレスタイプの「CXDI-720C」が2月に、続く3製品が4月7日に発売された。

従来モデルに比べて画質を向上させたほか、5カ所の採光野と呼ばれる領域から画素値を検出するAEC(自動露出検出器)を内蔵する。これにより到達した線量でX線を自動制御できるので、身体の大きい患者に対してもコントラストの調整などが不要となる。

CXDI-720C

 

このCXDI-720Cと回診用X線撮影装置Mobirex i9を組み合わせた内蔵型パネル一体型回診車が今年2月に発売されている。

Mobirex i9は本体幅560mmとコンパクトで電動パワーアシスト機能を有し、軽い力で移動が可能。撮影後、約2秒で本体の19インチ・タッチパネルディスプレイに画像を表示でき、迅速な診断を支援する。

Mobirex i9

X線

Alphenix Biplane

X線アンギオグラフィシステム「Alphenix」のコーナーは時折、立錐の余地もない混雑で高い関心を集めていた。

展示されていたのはバイプレーンで12×16インチと大型でピクセルサイズが76μmのHi-DEFディテクターを搭載したINFX-8000V。これまで見えなかった微小な異常血管などを確認でき、血管新生阻害薬による治療の評価や塞栓治療時のコイルワイヤーの視認などでも有用性が確認されつつあるという。

Alphenix Biplane

PET/CT

Cartesion Prime/Luminous Edition

今年4月10日に報道発表したPET-CT「Cartesion Prime/Luminous Edition」は、外部呼吸モニターの接続が不要なデバイスレス呼吸同期機能を搭載。

また、日常的な校正に用いる校正用線源の表示付き認証機器化を新たに実現した。通常、PET-CTは毎日の校正に線源を用いるが、より放射線量の低い線源(表示付き認証機器)が選択可能になったことで、線源管理が容易になった。このほか、近年の同社モダリティに共通のグロス塗装を採用、従来のマットな質感から一変した。清潔な検査環境を保つ上でも有用となる。

 

Cartesion Prime/Luminous Edition

ブースインフォメーション