コニカミノルタジャパン

取材製品情報

ワークステーション

KINOSIS

 X線動画解析ワークステーション『KINOSIS』は、『AeroDR TXm01』等のX線撮影装置で撮影された動画像を、コニカミノルタが長年培った独自の画像処理技術によって動きの可視化・定量化、動きに伴う信号値変化の抽出等を行う事で、動画像の診断価値を向上させる。

 呼吸による肺の膨張・収縮によるX線の透過濃度を計測し定量化することで、肺の換気能や肺組織の癒着の有無を可視化すること、心臓の拍動による肺野内の血管の動きを定量化し、その血流を可視化する事などが可能となる。上記の機能などから、アレルギーや放射線被ばくの問題があるシンチグラフィーに代わる、手軽で低侵襲な血流診断ツールとなることが期待されている。

肺の換気能や肺組織の癒着の有無を可視化

X線

AeroDR swift

 『AeroDR swift』に内蔵のバッテリー(リチウムイオンキャパシタ)は交換不要で永年保障。内蔵バッテリー込みの重量で半切1.9㎏、フルサイズ2.3kgの本機は業界最軽量のカセッテ型デジタルX線撮影装置である。その軽量さ
と、全周に施されたくぼみのある設計によって取り回しがしやすく、撮影する医療従事者への負担やパネルを取り落とす不安感を軽減する。

 材質に関しても、昨今の感染症への懸念から日々機器の消毒の徹底が求められるため、筐体の材質製造段階からの練り込みによる抗菌を施し、日々の消毒液での清拭にも耐えうるように製造されている。

 また、シンチレータに到達するX線のロス低減し、効果的に画像を形成。59%という高いDQE(Detective Quanta Efficiency=検出量子効率)と、100μmの高解像度と合わせて、低線量でも適切な画像が撮影可能となる。

AeroDR swift

X線

AeroDR TX m01

 『AeroDR TX m01』は救急やICU、隔離病棟等、患者が移動困難な状況に際して、患者の元へと撮影装置を移動させてX線撮影を行う、回診用X線撮影装置である。コニカミノルタ初の動態撮影装置であり、従来の静止画像に加えて、パルスX線を毎秒約15回連続で照射することで最大20秒間の動画撮影を可能とし、患部の各構造物の動きを可視化する。『AeroDR TX m01』で撮影されたデータはX線動画解析ワークステーション『KINOSIS』を介してコニカミノルタ独自の処理を行うことで、様々な撮影情報の提供が可能になる。

 撮影パネルの設置角度と管球の照射角度、及び双方の相対距離をセンサー感知して数値として表示することで、撮影者の技量に依らない、撮影の再現性を補助する。

左上にパネルの設置角度と管球の照射角度、双方の相対距離が数値として表示されている

 車体幅も540mmの非常にコンパクトで、取手等についた各種センサーとアシストによって可動・移動が容易。壁や障害物への衝突もセンサーによって防止されており、非常に有用な機能の揃った高性能な回診車となっている。

AeroDR TX m01

ブースインフォメーション

コニカミノルタジャパン ブース No.B5-03

 

メッセージ

私たちコニカミノルタは、2023年に創業150周年を迎えます。すべてのお客様への感謝の気持ちは言い尽くせません。「人々と社会にイメージングで貢献する」この先もコニカミノルタはイノベーションを創出し続けます。150年は、私たちのスタートです。

 

セミナー情報

第82回日本医学放射線学会総会 ランチョンセミナー8

-X線動態画像がもたらす新臨床風景-

日時:2023年4月14日(金)12:00~12:50
場所:パシフィコ横浜【会議センター 3階 315】
座長:東北大学大学院医学系研究科放射線診断学分野 教授 高瀬 圭 先生
演者:九州大学大学院医学研究院臨床放射線科学分野 助教 山崎 誘三 先生
演題:単純X線診断のパラダイムシフト:胸部X線動態撮影を用いた肺循環評価
演者:聖マリアンナ医科大学救急医学/救急救命センター救急放射線部門 助教 昆 祐理 先生
演題:動態ポータブルX線検査 ー救急集中治療のgame changer
共催:第82回日本医学放射線学会総会/コニカミノルタジャパン株式会社

 

動態回診車 AeroDR TX m01/X線動画解析ワークステーション KINOSIS

回診用X線撮影装置「AeroDR TX m01」は、パルスX線の連続照射による動画撮影に対応しており、移動困難なICUなどのシーンにおいても、従来の静止画像に加え、肺や横隔膜などの構造物の動きを可視化します。さらにX線動画解析ワークステーション「KINOSIS」と組み合わせ、より多くの情報と新たな診断価値を提供いたします。また「DDR Atlas」を展開し、さらなる広がりを見 せ るX線 動態撮影による新しい臨床風景を体感ください。

 

デジタルラジオグラフィー AeroDR swift / 画像診断ワークステーション CS-7

半切サイズでバッテリー込み重量1.9kgを実現した「AeroDR swift」に新たなラインナップとして17×17インチサイズが加わりました。前世代の半切サイズパネル2.6kgよりも軽量な2.3kgを実現。X線撮影作業時の負担軽減に寄与します。「CS-7」では、コニカミノルタのAI技術として、業務支援AI:ポジショニング判定支援機能「Positioning-i」を中心とした再撮影削減の取り組みを紹介します。

 

胸部X線画像診断支援AIソフトウェア CXR Finding-i

胸部X線画像診断支援AI「CXR Finding-i」は、肺がんが疑われる所見である結節影、肺炎や結核など感染症の所見である浸潤影をAIで検出するソフトウェアで。胸部X線画像の読影において、見落とし防止や確信度向上といった効果が期待されます。実際の臨床画像を用いた症例紹介や、AIの活用事例のご紹介も予定しております。また、胸部X線画像以外に、現在取り組んでいるAI技術の一部もご紹介いたします。

 

一般撮影新ワークフロー RAD Link

一般撮影の業務効率化と医療安全に貢献する新たなワークフロー「RAD Link」をご紹介します。「RAD Link」は、弊社の一般撮影コンソール「CS-7」での撮影業務において、放射線情報システム「FINO.WorkManage」、一般撮影マネジメントシステム「RADInsight」、被ばく線量管理システム「FINO.XManage」と連携することで、検査開始時に施設で設定した基準画像と当該患者の写損も含めた過去画像の参照、検査終了後に照射録の作成を実現します。

 

乳がんの早期発見から治療まで Women’s Health

高い検出性能を誇るマンモグラフィー診断支援CAD「MGCAD-i」、乳房構成解析ソフトウェア「Breast DensityAssessment(Bda)」と「FINO.VITA.GX typeMG」のシェーマリンク機能を組み合わせ、弊社が提案する超音波併用乳がん検診の新たなワークフローを体感ください。個別化検診へと繋がる「遺伝子検査サービス」とともに一人ひとりにとってよりよい乳がん検診を目指します。

 

主な展示製品(画像掲載可能)

コニカミノルタブースでは製品種ごとにゾーン化し、製品の展示および技術の紹介を行います。
・動態回診車 AeroDR TX m01/X線動画解析ワークステーション KINOSIS
・胸部X線画像診断支援AIソフトウェアCXR Finding-i
・デジタルラジオグラフィーAeroDR swift/画像診断ワークステーションCS-7
・被ばく線量管理 FINO.XManage 一般撮影業務管理システムRADInsight 放射線情報システムFINO.WorkManage
・Women’s Health
・モニタリングシステムVS1

 

コニカミノルタジャパン株式会社 
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