PAXiS-Screeningは、画像登録から読影や所見入力、レポート管理システムまでを
一体化した健診PACS&レポートサポートシステムである。
読影はデジタル化されてモニタ診断をしているものの、所見入力はいまだに紙の読影簿を利用している検診施設が多い。そのため、システムへ読影結果を転記する手間などが発生し、情報の管理に膨大な労力を要してしまったり、読影を外部委託している場合には結果が遅くなってしまったりと、検診機関と読影医の負担は少なくない。
PAXiS-Screeningは、読影と所見入力をデジタル化して所見結果をデジタルで出力することができ、二重読影結果の一致/不一致の表示一覧と統合処理、設定した束単位の進捗一覧表示が可能。さらに大量の画像を読むためのレポート一体型ビューアでは、前回検査で有所見だった場合に注意喚起をする設定もユーザーごとに可能である。また、オフラインレポート機能はネットワーク接続をしなくてもレポートシステムの利用が可能で、外部での読影が多い健診機関と読影医の負荷を大きく軽減できる。
フィルムと所見入力の両方をデジタル化することで、読影のスピードを高めることができ、正確に画像所見を確定させることが可能になる。結果として「読影後の確認作業の労力を大幅に削減でき、結果を早く返せるので受診者サービスも向上する」という。
今年4月にリリースされた最新版では、レポート画面の配置やマスターの追加・修正をユーザーがカスタマイズできる機能や、他社のAIエンジンと連携し、読影を支援する機能も加わった。健診・検診業務の「困った」を少しでも解決できるように、常に進化を続けているシステムである。