High-V MRI「MAGNETOM Free. Max」

ITEM2022 Report:
2022.04.20

こちらの製品はデジタルと0.55テスラの磁場強度を組み合わせたMRIである。

従来の低磁場(1.5テスラ未満)では、「低画質」「撮像時間が長い」という特徴があった。しかし、本製品は0.55テスラで、それとデジタルが融合したことにより、これまでの常識を覆す「高画質」「撮像時間の短縮」を実現した。

デジタル化により高画質と撮像時間の短縮を術減すべく、画像再構成にAI技術を用いて開発されたのがDeep Resolve(ディープ・レゾルブ)である。

Deep Resolveは、ディープラーニング(深層学習)とターゲットデノイジング(ノイズの標的除去)により画像のノイズ除去や撮像した画像を高分解能化することで、硬質な画像の取得と撮影時間の短縮を可能にする。

0.55テスラの低磁場により磁化率アーチファクトや金属アーチファクトが少ないため肺のイメージングやインプラントイメージングにも活躍する。

また、世界初の80㎝オープンボアにより、体格の大きな被験者や患部を大きく曲げた状態で行うMRI検査にも対応可能になった。