デジタルX線画像診断装置「FUJIFILM DR CALNEO Dual」

ITEM2018 Report:
2018.05.01

 富士フイルム㈱は、特性の異なる2種類のX線検出部を積層した「デュアル構造」のデジタルX線診断装置「FUJIFILM DR CALNEO Dual(カルネオ デュアル)」を新たに開発した。一度のX線照射で、高繊細な一般X線画像に加え、骨密度測定用の骨強調画像の同時取得を可能とした。
 新開発のCALNEO Dualは、蛍光体としてX線エネルギーの吸収感度が異なるCsl(ヨウ化セシウム)とGOS(ガドリウムオキサイドサルファ)を用いた2種類のX線検出部を積層した。これにより、一度のX線照射で2つの画像を得られ、この2つの画像に画像処理技術を適用することで、骨強調画像と軟部組織画像に分離することができる。胸椎、腰椎、股関節などで骨の視認性向上が図られ、DXA法による骨密度測定が可能となる。

CALNEO Dual


異なる2種類のX線検出部


骨強調画像と軟部組織画像に分離