DOORS WEB

ITEM2018 Report:
2018.04.18

アゼモトメディカルのDOORS WEBは医療被ばく情報管理システムだ。
クラウド型、スタンドアローン型の2種類を展開しており、それぞれの利点を生かした運営ができるだろう。

DOORS WEBではHIS、RISと連携した検査状況の管理や患者・プロトコル別での被ばく線量管理が可能となっている。さらにDOORS WEBではマルチベンダーに対応しているため、製造元やモダリティに左右されない運営ができる。マルチベンダーに対応していると、同じものを指していてもさまざまな名称で表記されていることもあるが、アゼモトメディカル独自のTaggingによって一括で表記することでスムーズな運営・管理が可能だ。そして被ばく量管理という業務が通常業務の負担にならないよう使いやすさを意識したシンプルなUIが魅力だ。加えて検査状況・被ばく線量情報についても上記のTagging技術により「モダリティ」「年齢」などさまざまな条件で検索することができるうえ、クラウド型であれば他施設との撮影条件比較も行え、管理の効率化も手軽になった。

平成30年度の診療報酬改定によっておおきく需要の増した被ばく線量管理システムだが、アゼモトメディカル社長畦元氏は「ここが過渡期だ」という。このタイミングで多くの方に手に取ってもらうため、リーズナブルかつバージョンアップが無料のプランまで用意し、気合は十分。
アゼモトメディカル自体は新興であるが、それを構成する半数以上が放射線医療に長年携わっている。代表取締役の畦元氏と、大阪支社長の田伏氏はこれからの放射線医療について大きな展望があるようだ。