AI Breast機能、eL18-4 PureWave リニアトランスジューサ

ITEM2018 Report:
2018.04.16
★乳房スクリーニング検査のワークフローを効率化することで、検査時間の短縮と検査の客観性を持たせることを目的に「AI Breast機能」を開発!★
★幅広い部位の検査に対応、微細な血流を高感度で評価できる「eL18-4 PureWave リニアトランスジューサ」★

 フィリップスは同社の超音波診断装置「EPIQ7/5Evolution 4.0」と「Affiniti 70 Continuum 2.0」に対応した、「eL18-4 PureWave リニアトランスジューサ」「AI Breast機能」の販売を3月から開始した。
 乳がん検診において、40歳以上の女性に対し、マンモグラフィー(乳房X線撮影)が推奨されているが、その受診者のおよそ40%が高濃度乳房に分類され、特に40代が高濃度乳房の割合が高いと推定されている。つまり、乳がん罹患率は40代後半でピークを迎えるだけに、乳房超音波診断の期待は高い。
 そこで、同社のAI Breast機能は、乳房スクリーニング検査のワークフローを効率化させることで検査時間を短縮し、検査の客観性を持たせることを目的に開発されたという。同時に販売されるeL18-4 PureWave リニアトランスジューサは、乳房のみならず、甲状腺、血管、腹部、胎児、整形領域など様々な部位に対応した製品だ。浅部から深部まで均一かつハイクオリティな画像を提供できるとしている。
 eL18-4 PureWave リニアトランスジューサの主な特長は、「1本のトランスジューサーで幅広い部位の検査に対応できる」「微細な血流を高感度で評価できる」「エラストグラフィ搭載」など。エラストグラフィにより、高感度のstrain imagingを得るために外部からの圧迫を必要とせず、様々な部位で組織の相対的剛性を評価する際に使うことを可能とした。