CT motionは検査を効率化しより迅速な造影検査を考えて設計されたCT用のインジェクターだ。今年のITEMでは従来のコスト削減面だけでなく、安全面に大きくアピールする内容だった。
同社はCT装置のDual energyタイプの有用性を見越して、低濃度造影剤の将来性が非常に高いと予測している。
低管電圧撮影における造影剤量の低減比率は100kV、80kV、70kVと電圧を落とすと造影剤量も減少する。またDual energyでも造影剤量も減少する。同社は造影剤量を減らすのではなく、低濃度造影剤を使用することを推奨している。これは副作用を少なくすることを同社は視野に入れ、今後は某大学病院と共同研究を図り、実証していくとしている。早ければ今秋、遅くても来春には研究結果が出てくると思われる。
さらに同社は低濃度造影剤での穿刺針も細い24G針の適用拡大にもつながるとみており、医療現場で看護士の負担軽減、さらに患者様とくに小児には有効であると見解を示した。