カスタマイズの柔軟性を特長とする同社製RIS。今回展示されている3.5では、視覚情報を盛り込んだ直感的な情報伝達が可能。
レイアウトは自由に変更して快適に情報を閲覧できるほか、情報の展開はポップアップではなく1画面に収めることで、一度に豊富な情報を見ることができる。登録されている患者の情報は現在のステータスに応じて色が変わり、アレルギーの有無などの特記事項がアイコンで表示されるなど、情報量を増やしながらもそれらの把握を簡便化し、伝達ミスを防ぐための工夫が随所に凝らされている。
またプレチェック機能は別ウィンドウで表示可能で、複数のモニタを用いて患者情報と見比べながらプロトコルを書き込める。過去の検査はタイムラインの形式で確認できるほか、造影剤の種類や技師への指示は各項目や定型文から選択することで入力され、作業の負担も大幅に軽減。
多くの情報は見たいが煩雑なのは嫌だ、というジレンマを解決するシステムだ。