ADAPTIVO TM

ITEM2017 Report(ITEM in JRC 2017 国際医用画像総合展):
2017.04.21

放射線治療の患者QAソフトウエア。

P10506512

 治療期間中の腫瘍の変化を記録・分析して線量管理を行い、治療の質と安全を保つ。ファントムが不要なため、治療前のQAの時間を大幅に短縮できる。治療時に取得したCBCTと計画CTとの線量分布を自動で比較し、患者の位置や線量の変化をログとして管理。治療計画に沿わない体の位置の変動を検出する。

 日々の治療では必ず寝台の上で患者の位置のずれが生じるが、それに考慮した線量管理を実現する。また、腫瘍の大きさの変化や腹部のガスだまりなどによって生じる体内の解剖学的な配置の変化も可視化し、投与線量への影響を確認することができる。現在、このような解析ができるのは本製品のみである。

 さらに、値が逸脱した場合の原因特定用ツールも搭載されており、素早い対応を可能にする。

 また、治療計画と日々の治療ごとの比較・解析だけではなく、治療プラン全体を通して照射線量が許容値以上になるかどうか判定するためのフラグも生成される。理想的な治療結果を目指し、プランを適応させることができるようになる。