SYNAPSE 5

ITEM2017 Report(ITEM in JRC 2017 国際医用画像総合展):
2017.04.20

 国内No.1シェアを誇るITソリューション「SYNAPSE」は「SYNAPSE 5」にバージョンアップし、三次元画像解析ワークステーション「SYNAPSE VINCENT」と親和性が大幅に向上。同じ画面内で「SYNAPSE VINCENT」を起動し、3D PACSの形で使用できる。「SYNAPSE VINCENT」もVer.5としてアップデートされ、今回、以上の機能を技術展示として発表した。そのうち、いくつかの解析アプリケーションを紹介する。。

一つは、「IVRシミュレータ」。

Radfan用IVRシミュレータ


 IVR術前に作成するシミュレーション画像において、従来は専用のアプリケーションがなく、汎用機能を使用して、カテーテルの進む経路を手動抽出していた。本アプリケーションでは、起動と同時に仮想透視画像が表示される。また、自動の経路抽出に対応しており、さらに目標点までの経路候補を複数抽出できる。経路の分岐部にはカラーマップが表示され、分岐の方向を分かりやすく表示可能である。

もう一つは、「膝関節解析」である。

Radfan用膝関節

 MRIのデータから軟骨の欠損や半月板の厚みを自動計算し、定量評価するアプリケーションで、関節鏡などで検査をしていた変形性関節症の診断も非侵襲で行えるようになる。解析にかかる時間はわずか5分ほどで、迅速な検査、診断を支援する。