造影剤と生理食塩水の高効率での混合は、比重の大きい造影剤と比重の小さい生理食塩水の層が分離して分かれチューブ内で十分に混和させることは非常に困難であったが、同社のミキシングチューブ「SPIRAL FLOW」は、独自の流路設計によりチューブ内にらせん流(渦)を生成させて、効率よく撹拌させることが可能となった。
この技術は、造影剤を拡大管に導入し、ジェット流とすることで外周方向に拡散させ、同時に生理食塩水を円周方向から導入することで、円錐部に至るらせん流を作りだし、両者を衝突、乱流化させることで混合効率を向上させるというもの。このチューブは同社インジェクターにも導入されており、安定した画像取得に貢献している。
ミキシングチューブ「SPIRAL FLOW」は、比重が違うため同時注入が難しかった生理食塩水と造影剤を無理なく混和することが可能。