MAGNETOM Sempra

ITEM2017 Report(ITEM in JRC 2017 国際医用画像総合展):
2017.04.19

P1050718
MAGNETOM Sempra。最少設置面積はわずかに28m2である。

 4月にリリースしたばかりのMRI装置。1.5Tながら多様な先進のアプリケーションを搭載し、ハイエンド3T MRI装置に近い機能を有する。
 「Advanced WARP」による金属アーチファクトの抑制、磁化率の違いで発生する歪みや位置ずれを抑える「syngo RESOLVE」、ワークフローの自動化機能「DotGO」による検査のバラツキ低減と画質の安定化などにより、質の高い画像を提供する。また、画質を担保しながら最大97%のノイズをカットできる「Quiet Suite」や、息止めのない3D造影検査や、動きの影響を抑えた検査を実現する「StarVIBE」も搭載。患者にも優しいMRI検査となる。
 装置の運用面では、コストカットに役立つ機能を搭載。「Eco-Power技術」では、マグネット内の液体ヘリウムを必要なときにだけ循環させ、最大30%もの電力消費を削減する。さらに、液体ヘリウムを気化→再度液化と循環して利用できる機構を搭載し、液体ヘリウムの消費をゼロにすることでランニングコストを大幅に抑えることができる。