ドイツのウルリッヒ社製のシリンジレスインジェクター。造影剤ボトルを2本セットしておけるため、検査ごとにボトルを交換する必要がない上、1本目のボトルを使い切るとシームレスにもう1本のボトルに切り替わり、注入を行える。
昨年のITEMではチューブについては薬機法未承認であったが、昨年6月に薬機法承認がおり、7月から発売を開始。今年のブースは昨年以上に大勢の方が訪れ、本製品への関心の高さがうかがえた。
平成30年度の薬価改定で、容器単位ではなく、造影剤使用量(mL)単位での請求処理が実現されれば、同製品の普及はより一層進むと見込まれる。海外では、分割注入前提の大容量ボトル方式が一般的になっており、国内でも衛生的かつワークフローの改善と費用削減が期待できるシリンジレスインジェクターが主流となる日がくるかもしれない。
CT motion
造影剤ボトル2本と生理食塩液がセットできる