SOMATOM go

ITEM2017 Report(ITEM in JRC 2017 国際医用画像総合展):
2017.04.18

 撮影のワークフローに革新をもたらす、新しいCT撮影装置。

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SOMATOM go

 これまでのCTでは患者登録や撮影の条件や範囲の設定などの度に、撮影室と操作室を行き来しなければならなかった。「SOMATOM go」は付属のタブレット端末からX線照射以外の全ての操作が可能で、検査中のほとんどのあいだは撮影室にいることができる。行き来を少なくすることで検査効率を上げるだけでなく、患者のそばにいるため検査により安心感をもたらす。

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タブレット端末。自由な場所で患者登録、撮影条件や範囲の設定、画像の確認が可能となる。

 タブレット端末は直感的なアイコンで簡単に操作。撮影範囲と画像再構成を自動的に設定する機能ももつ。使用しないときにはガントリ部分に掛けておくことで自動的に充電ができるため、ほぼ電池切れの心配も無用である。
 「タブレットでのリモート操作」を実現するため、本製品ではCTに付属する全てのコンピュータを装置本体に収めることに成功した。そのため、必ずしも操作室を設ける必要はなく、スペースの少ない施設でも導入のしやすい、設置スタイルの自由度が高い装置となっている。