世界初となる5.8MP(2,800×2,100)のカラー液晶パネルを採用した2.3インチの診断用ディスプレイである。1画面にマンモグラフィのほか、超音波、MRIなど数種類のカラー映像を表示することができ、読影の新たなワークフローを提供する。
リニアカラー表示とグレースケール表示を両立する「Steady Color」や、簡単な操作で任意の個所のクローズアップや輝度の調整ができる、画像観察ツール「Intuitive workflow tools」が標準搭載されている。これは、昨年発売され現在好評を得ている12Mカラーディスプレイ「Coronis Uniti(MDMC-12133)」にも搭載されており、ハイエンドモデルの性能をより手に届きやすい本製品で使用できる。
また、本製品をはじめとした新製品は全て全面保護カバーのコーティングが改善されており、周辺光の映り込みを減らしている。加えて本製品ではコントラスト特性も改善。黒が引き締まる高コントラスト表示となっている。
同社のモノクロ診断用ディスプレイ「Coronis 5MP(MDCG-5221)」と比較すると、パネル周辺のふちの部分が細くなっている。2面で並べて使用した場合、ディスプレイ間の距離がより狭まり、読影のストレスを軽減する。Coronis 5MPは21.3インチのため、画面サイズは本製品のほうが大きくなっているが、本体サイズは一回り小さくなっている。
米国ではFDAを取得している。5月より順次出荷予定。
左がNio Color 5.8MP、右がCoronis 5MP。比較すると、コントラストや本体の幅などに違いがあるのがわかる。