AeroDR fine

ITEM2017 Report(ITEM in JRC 2017 国際医用画像総合展):
2017.04.15

 AeroDRシリーズの新たなフラッグシップモデルとなるAeroDR fineは、サンプリングピッチを従来の175μmから100μmとすることで、世界最高レベルの解像度を実現、整形の手指骨画像といった微細構造の描出も可能となり、診断精度の向上を可能とした。また、X線量子検出効率(DQE)の向上とダイナミックレンジの拡大により、X線照射量はCRと比べ60%以上の低減化を達成。患者への被曝リスクを大幅に低減させた。このことから、保育器や小児用撮影台などのX線撮影をより安全に実施することが可能となった。
 AeroDR fineよりカセッテ背面の全集に凹凸を設けて指をかけられるよう形状に工夫が施され、片手でもしっかりと保持することが可能となった。また、重量も2.6gと軽く、女性技師でも取り扱いしやすくなったほか、耐荷重・耐落下性能の向上、防水設計(IPX6)とより耐久性能が向上。
 また、ワイヤレスタイプの可搬型DRのため、検診・車載用システム、在宅・災害用システムなどのアクセサリも充実しており、院外活動での利用拡大が期待される。

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特徴的な形状のAeroDR fineのバック板。さらなる軽量化と堅牢性を実現。