RadiForce RX560 MammoDuo

ITEM2017 Report(ITEM in JRC 2017 国際医用画像総合展):
2017.04.14

 2017年9月に発売を予定しているマンモグラフィ向けの2面構成21.3型カラー医用画像表示モニタ。5メガピクセル・カラーモニタ「RadiForce RX560」(同日発売)2面を専用スタンドで一体化した同製品は、増加する画像を放射線科医が効率的に読影したいという乳がん検診の現場の要求に応える。

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 画面の額縁幅は5メガピクセルモニタとしては世界最小レベルの7.5mm。2面構成時も画面間の距離はわずか15mm、額縁と表示面の高低差も2.5mmに抑え、表示画像を比較する際の目線の移動のストレスが軽減する。2面のモニタを一つのスタンドで支えるデュアルモニタを採用し、両モニタ間の隙間を極量最小限に抑える。
 さらに、同解像度の従来機種から空間占有率を22%も削減。目から画面の距離が広がり、開放感のあるスペースで作業ができる。
 また、読影ワークフローを快適にする「Work-and-Flow機能」や医用画像内の見たい部分を簡単な操作で輝度や階調の調整ができる「Point-and-Focus機能」を搭載し、読影医の負担を軽減する。
 低温ポリシリコン(LTPS:Low Temperature Poly Silicon)液晶ディスプレイモジュールを採用することで、カラーモニタでありながら、モノクロモニターに近い1,100cd/m2の高輝度化を実現。推奨輝度500cd/m2で20,000時間の安定駆動を保証する。超音波や乳房CT、MRIなどマルチモダリティのカラー表示にも対応する。

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 本製品はモニタ単体ではなく、EIZOメディカルソリューションズが販売する昇降機能のついたデスクと人間工学に基づいた椅子とともに、読影環境をより良いものにする新しいソリューションとして展示されている。