ALOKA ARIETTA 850

ITEM2017 Report(ITEM in JRC 2017 国際医用画像総合展):
2017.04.15

 「ALOKA ARIETTA 850」は超音波診断装置のリーディングカンパニーとして強い実績を誇る日立の最上級機種としてリリースされた。「Pure Image」「Seamless Workflow」「Your Application」をコンセプトに、より簡単に、検査者一人一人にフィットし、新しい治療・新しい診断を提供する機種として開発されている。

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 超音波の送受信技術「eFocusing」は身体内組織の深さに関係なく、全領域に焦点を合わせることができるため、浅部から深部まで鮮明な画像を得ることが可能。被検者の体格の差や検査者のフォーカス設定など、人によって生じる違いを標準化することに貢献する。
 搭載された有機ELモニタは22インチのワイド画面で、黒がはっきりした高コントラスト分解能の画像が診断をサポートする。さらに長時間の検査でも検査者の負担を軽減できるよう、アームやコントロールパネルの可動域は広く作られている。
「E-field Simulator」はCTやMRI画像にラジオ波による電気的物理量を重ねて表示することで、術前シミュレーションでがんの形状に合わせた最適な穿刺ルートを推測できる。

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 さらなる広帯域化、高感度化を実現した4G CMUT(CMUT リニア SML44 プローブ)。2~22MHzまで対応、カラーやドプラ表示などさまざまな表示モードに対応したことで、これまで複数本のリニアプローブで行っていた検査も一本で対応可能だ。