千代田テクノル

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取材製品情報

放射線治療

ADAPTIVO TM

放射線治療の患者QAソフトウエア。

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 治療期間中の腫瘍の変化を記録・分析して線量管理を行い、治療の質と安全を保つ。ファントムが不要なため、治療前のQAの時間を大幅に短縮できる。治療時に取得したCBCTと計画CTとの線量分布を自動で比較し、患者の位置や線量の変化をログとして管理。治療計画に沿わない体の位置の変動を検出する。

 日々の治療では必ず寝台の上で患者の位置のずれが生じるが、それに考慮した線量管理を実現する。また、腫瘍の大きさの変化や腹部のガスだまりなどによって生じる体内の解剖学的な配置の変化も可視化し、投与線量への影響を確認することができる。現在、このような解析ができるのは本製品のみである。

 さらに、値が逸脱した場合の原因特定用ツールも搭載されており、素早い対応を可能にする。

 また、治療計画と日々の治療ごとの比較・解析だけではなく、治療プラン全体を通して照射線量が許容値以上になるかどうか判定するためのフラグも生成される。理想的な治療結果を目指し、プランを適応させることができるようになる。

放射線治療

フレキシトロン

 Elektaの小線源放射線治療装置。世界80カ国以上で1,500以上のシステムが使用されているマイクロセレクトロンシリーズの後継機である。
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 放射線源を指定停留部位に正確に停止させることができ、治療チャンネル先端の不要な被ばくを抑えるフォワードステッピング方式によって、治療や処置の安全性が高まる。耐久性の高い設計の線源を擁するため、線源交換や品質保証検査の頻度も少なくて済む。さらに、従来機からの大きな変化として、照射の精度が向上し、誤差はわずか±0.5㎜に抑えられるようになり、より高精度な治療が可能になった。これは、線源輸送が線源ケーブルへ直接作動する線源ドライブによって直接的に制御されているためである。

 本邦ではリニアックと併用して子宮頸がん治療の治療に使用されることが多く、さらに前立腺がんの治療や、乳がんの外科手術後の治療にも使用されている。
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子宮頸がん治療用のアプリケータ。アプリケータはフレキシトロンで使用するための薬事申請中である。

ブースインフォメーション

ITEM2017 千代田テクノル ブースインフォメーション
ブースNo.115

 
次世代の患者QAソフトウェア『ADAPTIVOTM
 患者のセットアップや治療期間中の腫瘍の変化を見ながら、患者の日々の線量、累積線量を管理する患者QAソフトウェア。
 EPIDベースの治療前検証・インビボ検証、さらにはCBCTを用いて日々・累積のDVH解析を行え、これらはすべて自動で行われる。これにより、治療中の各フラクションに対して完全な管理を行うことができ、アダプティブな治療が行える。
ADAPTIVO

 
次世代の小線源治療装置ユニット『フレキシトロンHDR』
 密封小線源(Ir192)を使用した高線量率リモートアフターローディングシステムであるマイクロセレクトロンHDRシリーズの後継機種『フレキシトロンHDR』は「ユーザーフレンドリーなワークフロー」をコンセプトに開発された新装置である。線源移送ステップ数が1mmに統一され、線源停止位置精度も±0.5mmと高い治療精度を誇る。
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千代田テクノル
ITEM in JRC 2017ブース No.115 パシフィコ横浜展示ホール