【ITEM in JRC 2016参加レポート】-西出裕子先生(岐阜医療科学大学)より

ITEM2016 Report(ITEM in JRC 2016 国際医用画像総合展):Expert’s Real-Time Voice
2016.04.21

西出裕子先生(岐阜医療科学大学)よりJRC参加レポートを頂きました!
 
Scientific Sections Symposium/専門部会合同シンポジウム 4月15日(金)14:50~17:50(F201+202)
「Consideration of Radiological Technologists’ Reporting and Assistance in Radiological Science and Technology Part I: Plus or Minus Extra for Radiologic Imaging Techniques」
放射線技術科学として考える“読影の補助”その1:±αの撮影技術

 
 JSRTの専門部会合同で行われたシンポジウム、「放射線技術科学として考える“読影の補助”その1:±αの撮影技術」に参加しました。少し遅れて会場に行ったためすでに立ち見ができている状態でした。前の通路にモニタが設置されており、数十名がそこで聞いていました。ちょうど様子を見に来た、実行委員長曰く、この会場は380名入れる一番大きい会場で、前の通路が広くてよかった、とのことでした。
 はじめに白石先生からこの企画の説明があり、厚生労働省の通知文にある「画像診断における読影の補助」に関して、読影の補助という観点から見た“追加撮影”について、技術学として考えてみよう、という企画でした。その後、撮影部会からMR、一般(乳房)、救急、核医学部会、医療情報部会の5名が、それぞれの領域で行われている追加撮影の内容や意義、どういう時に追加撮影を行うか、実際に生じている、あるいは予想されている問題点について20分程度で説明しました。改めて、追加撮影の幅の広さに驚きました。ただ会場の参加者からは、医師の指示がない、技師の判断で行う追加撮影についての質問もありました。今年の秋季学会で、“読影の補助”その2を開催するということですので、ぜひ足を運んでみてください。