Dual Source CT「SOMATOM Drive」

ITEM2016 Report(ITEM in JRC 2016 国際医用画像総合展):
2016.04.20

 今年のECRでデビューし、最大の注目を集めたという本製品。小型X線管であるStraton管球の改良版が搭載され、従前のものより、30%程高出力になり、70~140kVまで10kV間隔で電圧が設定できるようになっている。加えて最近のトレンドであるLow kVイメージングやX線スペクトルを変調したスキャンなども可能となっている。また画期的な試みとして、ガントリー操作にタッチパネルを採用し、より簡便に操作できる点もあげられる。

 臨床応用として、スキャン時間の短さが求められる小児科領域や画質を維持しながら低被ばくが必須の肺がん検診、また簡単かつ高速なワークフローが要求される救急現場などでその臨床応用が期待されている。詳細は本誌2016年5月号、中根 淳氏の2016ECR見聞録を参照されたい(*薬事未承認)。

 

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