Ziostation2 ver.2.4

ITEM2016 Report(ITEM in JRC 2016 国際医用画像総合展):
2016.04.17

 臨床ニーズにこたえたさまざまな機能が充実。
「CT冠動脈石灰化サブトラクション」は、非剛体位置合わせを利用し、冠動脈の石灰化を除去した画像を提供、血管の狭窄評価などを可能とする。この、PhyZiodynamicsが実現する非剛体位置合わせは、腹部領域でも活躍。肝臓であれば実質表面だけでなく、実質内部もボクセルごとに合わせこむので解剖学的な評価も可能だ。ボクセルトラッキングにより、対象物の辺縁のみではなく、ボクセルごとにVolumeデータを抽出するため、精度がよく、他社にはない点である。

CT冠動脈石灰化サブトラクション

CT冠動脈石灰化サブトラクション


CT肝臓体積測定

CT肝臓体積測定


 また、W.I.Pのみとなるが「IVRプランニング」はCT画像から仮想透視画像を作成し、救急・外傷IVRの治療計画に役立つ。治療に必要な情報が術前より事前に分かるため、透視時間の短縮につながる。そのため、術者の被ばく低減を可能とし、使用する造影剤も少量ですむ。これは、同社だけの独創性の高い機能であり、ザイオの技術の高さが伺える。
IVRプランニング

IVRプランニング


 頭部MRA解析を標準搭載しており、時間がかかる画像処理を自動で行う。診療放射線技師に便利な機能。
頭部MRA解析

頭部MRA解析