読影用カラー液晶ディスプレイの「CCL258i2」は2メガピクセル、「CCL358i2」は3メガピクセル、「CCL650i2」は6メガピクセルのカラーディスプレイである。画像診断ではX線画像のモノクロ画像だけでなく、エラストグラフィ、CT/MRIのカラー画像など、さまざまなモダリティの画像を映し出したいが、従来のカラーモニターではDICOM Part14のガンマ設定の画面に設定するとカラー画像も暗く濃い色調で表示されてしまう。「ダイナミックガンマ調整機能」によって、カラー画像はGamma2.2の階調に、モノクロ画像はDICOM Part14の階調に自動的に識別し、最適な階調で表示することができる。この機能は昨年リリースした5メガピクセルカラーディスプレイ CCL550i2/ARには搭載されているが、好評により今年の6~7月から、これらの製品にも搭載されることになった。
また、読影のために輝度が410cd/㎡に設定されているが、レポート作成のためにメモ帳の画面を開いたときなど、画面上の白いエリアの広さに反応して輝度を落とすオートテキストモード機能も搭載。読影医の目に負担をかけないように配慮がされている。