【JSMP2016 おすすめ演題現地レポート】レーザー駆動粒子加速とその医療応用への可能性-松原礼明先生(東京女子医科大学)より

ITEM2016 Report(ITEM in JRC 2016 国際医用画像総合展) : Expert’s Real-Time Voice
2016.04.17

松原礼明先生(東京女子医科大学)よりJRC参加レポートを頂きました!
 
ランチタイムレクチャー2 4月16日(土) 12:00-12:50 場所:418+419にて行われた「レーザー駆動粒子加速とその医療応用への可能性」を拝聴させていただきました。大変人気のレクチャーとなったようで、残念ながら私は講師のおられないサテライトでの拝聴となりました。
 
さて従来の粒子線加速器は高周波電場によって数100MeVまでイオン加速して治療に使われていますが、本公演はレーザーによる相対論的加速の原理を用います。加速原理としては、レーザーの電磁波としての性質による磁場が照射した薄膜標的をプラズマ化させ、軽い電子だけをレーザー進行方向に押し出し、結果取り残されたイオンが電子のクーロン力によって加速されるという説明がなされました。現状では1ペタワット(10の15乗ワット)もの大出力のレーザーでプロトンを50MeV程度までしか加速できず、しかも体育館並みの巨大装置が必要だそうです。ビーム量に関しては毎秒10の10乗個ということで実用に耐えうりますが、まだまだ治療加速器としての実現は遠そうです。しかしながらシミュレーションでは単色200MeV加速の予兆が見えている等、レーザー加速の奥は深く、まだまだ今後の発展に期待できそうです。

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