ShadeQuest/ViewR-DG、ShadeQuest/Report

ITEM2016 Report(ITEM in JRC 2016 国際医用画像総合展):
2016.04.16

ShadeQuest/ViewR-DG、ShadeQuest/Reportでも新しい機能が多岐にわたり追加された。
 
 ShadeQuest/ViewR-DGも電子カルテとの連携を強化したが、特に各診療科との連携に着目し、今まで同社が着手していなかった整形領域での計測機能を追加した。現在は9種類ほどのケースに対応しているが、今後の拡充が期待される。
 CT画像などでは、MPR画像を同じ画面内で表示枠を指定して切り替えるシステムに変更、スライス厚のプリセットを作り、厚を変更して検討したあと、ワンクリックで戻せるようになった。
 同ビューアで作った画像リストセットは、レポートに引き継ぐことができる。
 
 ShadeQuest/Reportでは、従来所見を記入するのが主な目的であった情報を、カンファレンスやIVRに活用することを目指し、従来は別画面で開いていた電子カルテをボタン1つで同時表示、キー画像(マルチフォーマットに対応)を1操作で貼り付けなど、簡便かつ充実したレポート作成を可能にした。
 もっとも注目したいのは、BOOK機能。所見を作成する傍ら、その症例に関する論文のPDFや、類似症例のPPTや各種画像データを、簡便に挿入可能。これによりレポート作成と同時に、論文作成の下地や、カンファレンスやティーチング用資料の下地も作っていくことができる。
 所見メモ欄は文字数制限を広くし、カンファレンスの経緯を書き込むことも可能。また、所見と画像をタグ付けすることで、同一所見をキーワードに複数の症例を並べて検討することもできる。カンファレンスに参加した医師だけでなく、参加できなかった医師、後輩の医師にも院内の所見情報をながく共有していくことができる。
 公開範囲は、全体共有、自分のみの双方に切り替え可能であり、これからユーザ・施設ごとに使い勝手の良いスタイルを目指していくことができるだろう。またそれによってあがってきたニーズに対して、今後も様々な企業との提携も視野にいれながら、柔軟に対応してきたいとしていた。
 
ビューア画面

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レポート作成画面
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