OCTAVIUS 4D

ITEM2016 Report(ITEM in JRC 2016 国際医用画像総合展):
2016.04.16

 OCTAVIUS 4Dは、モータ駆動円筒形ファントムと、2D検出器、IMRT線量検証ソフトウェアを中心に構成された、IMATやVMATなどのダイナミックIMRT線量検証システムである。
 ファントムはリニアックと同期して回転するため、常に治療ビームが検出器面に垂直に入射する。そのため、方向依存性のない、線量データが得られ、正確な3D線量検証が可能となる。
  3種類のOCTAVIUS検出器はいずれの製品も高分解能を誇る。特に1500型は7㎜間隔で検出器が配置されており、全体に高密度・高分解能であるとと もに、27×27cmの照射野で、広い範囲をカバーする。1000型の照射野は10×10cmと1500型に比べ小さいが、中心部の5.5×5.5cm範 囲内の検出器の間隔は約2.5㎜と非常に狭く、ピンポイント照射の際の検証などに最適である。
 患者線量評価から日常QAまで、幅広く実施できるOAソリューションとなっている。
  
P1020133