世界中で導入されている同社の画像診断装置から収集されるビッグデータを基に分析結果などのフィードバックを行うことで、医療施設の業務効率改善に貢献する情報を提供する医用クラウドサービスである。
線量情報管理や利用状況分析ではビッグデータの活用により、自施設と外部との状況や数値目標の比較が可能になり、明確な改善を検討しやすくなった。また、 放射線量の線量情報の結果から画質と被ばくのバランスを考慮し、プロトコルを見直せるようになった。将来的には、ビッグデータを活用した最適なプロトコル の提案が行えるよう開発がすすめられている。
さらに特筆すべき点は、シーメンス以外のメーカにも対応可能であるという点あり、これはシーメンスだけの独創的なクラウドサービスといえる。
患者のパーソナルデータを取り扱うにあたっての安全対策も万全である。teamplayでは分析に不要な個人情報の利用レベルをコントロールし、データのプライバシーを保護する。また、クラウド環境にはMicrosoft Azure™を採用しており、最新のセキュリティシステムにより、セキュリティ侵害や悪意のあるアクセスからデータを安全に保護することが可能だ。