同社はインジェクタを多種発表しているが、近年「安心、安全」をスローガンに、安全管理のための連携システムの開発を進めている。
CT造影剤情報管理システム「CEエビデンスシステム」は、CT造影における造影剤のICタグを読み取って、インジェクタの操作モニタ、検査室内のヘッドモニタの両方に造影剤名、容量等を表示、万が一の記載漏れやプルダウンミスを防ぐ。また同時に、RISから患者データを読み込むことで、アレルギー歴情報、e-GFR値などを表示し、造影剤使用時のリスク低減に貢献している。
さらに、造影剤注入の速度、量、生食フラッシュのタイミングなどを、グラフ化してPACSに表示させることも可能。造影プロトコルのフィードバックに役立つ。
同システムはMRI用インジェクタとの連携展開も進められており、こちらは専用アダプタによって造影剤名を取得する仕組みになっている。
CEエビデンスシステム
見やすい注入速度、量の表示が特徴的な、アンギオ用インジェクタの新製品もこれから発売される予定である。