東芝メディカルシステムズ、ITEM2015にて新製品発表会を開催

ITEM2015 Report(ITEM in JRC 2015 国際医用画像総合展) : 編集部発!Real Time Report
2015.04.21
瀧口登志夫氏(代表取締役社長)
近藤 玄氏(同社CT開発部)
粟井和夫氏(広島大学)
東芝メディカルシステムズ(株)は、ITEM2015初日の4月17日(金)、パシフィコ横浜にてCTの新製品発表会を開催した。
瀧口登志夫氏(代表取締役社長)からは、ヘルスケア事業参入から100年の節目を迎えた同社の事業戦略およびトピックスが紹介された。メディカル事業拡大の基本戦略として、画像診断事業領域の拡大を基盤に、プロ医療の高度化、医療ネットワークの高度化のベクトルの推進を掲げ、『Made for Life』という経営スローガンのもと、病院経営への貢献、ワークフローの改善、臨床価値の提供などを通じてビジネスを進展させたいという展望が示された。また、「360度Safety」という概念を念頭に、医療にかかわるすべての方にとって安心と安全を担保するための様々な技術を導入し、様々なソリューションを提供してHuman Smart Communityの実現に貢献していくというビジョンも示された。ITEM2015での新製品・新機能のトピックスとして、第三世代Area Detector CT「Aquilion ONE / ViSION FIRST Edition」や新型Cアーム「CAS-930A」、クロスモダリティ・ワークステーション「Vitrea V7」などが紹介された。
続いて近藤 玄氏(同社CT開発部)から、新製品のAquilion ONE / ViSION FIRST Editionについての紹介が行われた(製品の詳細はこちらから)。また、粟井和夫氏(広島大学大学院医歯薬保健学研究院放射線診断学教授)から、Aquilion ONE / ViSION FIRST Editionの臨床評価について発表があった。FIRSTを用いることにより、たとえば肺がん検診で従来用いられているCT装置の40分の1程度の線量で、より鮮明な画像が得られることが示された。特に検診では健常人が対象であるため低線量が大前提となるが、その目的に合致した検査が実施できるとした。胸部CTと同様に、たとえば腹部CTにおいては、従来検出可能な肝臓癌は全体の70%程度というデータもあるが、FIRSTを用いることにより、これまでは検出できなかった病変を検出できるようになる可能性が高く、今後の東芝製CT装置の根幹をなす革新的な技術であると評価した。

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