MR心筋T1マッピング/ziostation2

ITEM2015 Report(ITEM in JRC 2015 国際医用画像総合展):
2015.04.21

遅延造影解析(LGE)では検出困難な、びまん性線維化の定量解析が可能となるアプリケーション。MRIでT1を経時的に変化させた画像からT1値を直接算出する。造影前後のMR撮像データを読み込み、左室心筋の輪郭を設定するだけでT1値の変化をカラーマッピング表示する。T1値の変化は自動的に計測結果をグラフ表示する。
 
T1値には個人差があるため、本アプリケーションでは心筋の線維化を定量的に評価する指標としてECV(細胞外液分画)値の算出を行っている。造影前後のデータから、血液のT1値とヘマトクリット値を利用してECVを算出し、全体・内膜側・外膜側のECVをブルズアイ表示する。ECVマップは12セグメントの表示にも対応し、SA表示にもセグメント表示を行うことが可能。
 

MR心筋T1マッピング
ECVのブルズアイ表示、12セグメント表示