Vantage Titan 3T Saturn Gradient

ITEM2015 Report(ITEM in JRC 2015 国際医用画像総合展):
2015.04.20

「Everyday Clinical Use」をコンセプトにVantage Titan 3Tの画質、撮像時間、自由度などすべての機能を引き上げるオプションとして発表された新型傾斜磁場システム「Saturn Gradient」。
 
オープンボアでは困難だった傾斜磁場コイルの安定した高出力化により高分解能撮像が可能になり、特に鮮明なDiffusion画像や、乳腺領域では脂肪抑制のきいた画像が得られるようになっている。
 

これらの最新技術とともに、最新ソフトウェア「M-Power V2.5」を搭載することにより、BOOST Quality、BOOST Speed、BOOST Flexibilityが得られる。例えばBOOST Qualityとして、傾斜磁場コイルの「発熱」「振動」「送信効率」に着目し、冷却機能を従来の2倍に増加し、高負荷時の温度上昇を抑え中心周波数を一定に保つことができるようにしている。また、ローレンツ力を抑制し、高分解能撮像時でも安定した画像を得ることが可能となるだけでなく、撮像時の騒音も抑えた。さらに、新しいSAR低減技術の導入により、RF送信効率が高まりSARが大幅に低減している。
 

新たに開発された3T用16chフレキシブルSPEEDERコイルは、一つのコイルで様々な部位を検査できるうえ、コイルを患者に密着できるため、高SNRの画像を得ることが可能になっている。
 

025

Vantage Titan 3T Saturn Gradient
 
IMG_0355
Saturn Gradientによって画質は大きく改善