【JSRT2015参加レポート】Isotropic Evaluation of Streak Artifcts Using Extreme Value —中根 淳先生(埼玉医科大学総合医療センター)より

ITEM2015 Report(ITEM in JRC 2015 国際医用画像総合展):Expert's View
2015.04.19

中根淳先生(埼玉医科大学総合医療センター)よりJSRT2015参加レポートを頂きました!
 
JSRT 320 Isotropic Evaluation of Streak Artifcts Using Extreme Value Analysis
埼玉医科大学総合医療センター 中根淳
 
私の研究発表です。CTのアーチファクト評価は、未だコンセンサスの得られた手法がありません。そんな中、アーチファクトの統計学的性質を考慮した手法であるGumbel法が現時点では最も有用な評価法と考えています。しかし、Gumbel法は、アーチファクトに対して垂直に 極値を取得しなければならず、アーチファクトの方向性を視認する必要があります。そこで、今回は改良法として、解析画像に対して360度回転させて、1度毎に極値統計の代表値である位置パラメータを算出し、解析することで、再現性良くかつ、精度の高いアーチファクト測定が可能であると報告いたしました。極値統計解析は、汎用ソフトであるExcelでは解析できませんが、R言語を用いることで、セミオートマチックに解析可能ですので、どこかの機会で別途報告できればと考えています。