LXプレミアム

ITEM2015 Report(ITEM in JRC 2015 国際医用画像総合展):
2015.04.25

同製品は優れた放射線遮蔽性能と高い可視光透過率を持つガラスである。薬品の付着や水拭きなどが原因となり発生する「ヤケ」と呼ばれるくもりが、通常の鉛ガラスと比べ、発生しにくいことが最大の特長だ。最新の医療機器を導入している高度医療の現場では、迅速で正確な検査が求められるが、同製品は高い透視性でストレスを感じさせないという。衝撃安全性にも優れ、万が一ガラスが割れても飛び散りを防止する多層構造を用いている。また、最大寸法は1,200×2,600mmで、X線テレビ室やCT室、血管撮影室の監視・操作窓に使用することで、視野が広がり、操作性の向上に貢献する。
 さらに、同製品に調光仕様が登場した。これは子どもや閉所恐怖症患者のストレスを和らげ、かつ、検査者が患者の状態をチェックできるようにスイッチ一つでガラスを透視と不透視を切り替えることができるものである。不透視モードではすりガラスのような状態になり、患者のプライバシーも守られる。

LXプレミアム
左が通常、右が不透視状態のもの

 
動画 LXプレミアムの調光仕様。スイッチ一つでガラスの透視・不透視の切り替えができる。