ASSUREON(アシュリオン)

ITEM2015 Report(ITEM in JRC 2015 国際医用画像総合展):
2015.04.18

ASSUREONは、アーカイブ用ストレージシステム。定期的にデータの信頼性を確認して自動修復する機能を持ち、決してデータの破損が起きないように設計されているため、PACS等医用データの保管に適している。米国HIPAA法(医療保険の相互運用性と説明責任に関する法律)に準拠した仕様となっている点も大きな特徴だ。

 

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ASSUREON

 
プライマリストレージから、90日以上アクセスされていないデータをASSUREONに二重アーカイブ。すべてのファイルに重複しないシリアル番号を割り当て、90日おきにすべてのファイル(プライマリ・セカンダリ両方)を、ハッシュ計算を行い確認して、欠落ファイルがあれば報告と自動修復を行う。例えばPACSで、90日以上アクセスがないファイルはプライマリストレージにショートカットを作成し、必要時にはそこからファイルの復元が一瞬でできる。災害時のDRサイトからの復旧も、ショートカットを復元するだけでシステムをオンラインにできる。
米国ではオークローン病院など、多くの施設で採用されている。日本でも2015年3月のリリース以来、多くの引き合いがあるという。
 
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ストレージ内部